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いままでの私のブログ

  2020 年 05 月 10 日 カミュの『ペスト』を読む
  
新型コロナウイルスが世界で流行している。今回のウイルスの終末がどうなるか考えようとして、カミュの『ペスト』を読み出した。
昔読んだものを本棚で探したが、新潮文庫の上下2冊のうち、古びた下巻のみが見つかった。読み始めたがなかなか前に進まない。
文字が小さいのと、訳が古いような気がした。
同じ新潮文庫で、表紙が綺麗な『ペスト』を本屋で見かけ、購入して、事件の最初から読み出した。
新版は、文字も少し大きく、同じ訳者(宮崎嶺雄)であったが、読みやすくなっていた。
 
『ペスト』は、フランスの作家・アルベール・カミュの代表作の一つで、1946年に発表、発表後すぐドイツとの戦争の終わった
フランス国内で爆発的な反響を呼び、さらに諸外国に及んだ。1957年に40歳台前半でノーベル文学賞を受賞している。

この本は、北アフリカにあるフランスの植民地であるアルジェリアのオラン市という県庁所在地の都市で『ペスト』が発生し、
その都市が8ヶ月におよぶ閉鎖された。期間における、人々の『ペスト』と向き合い、閉鎖された都市で生きていく物語です。、
 
カミュは、ペストに仮して、人類にもたらされる不幸、恐怖や別離や追放、病、苦痛、死を忘れてはいけないことを描いている。
『ペスト』は、ひとびとはこの本の架空の事件から、ナチス・ドイツに占領されていた過去の日々を思いだすことができた。
しかも、この『ペスト』に描かれている不幸の状況が、コロナウィルスに襲われた現代社会世界に同じように再現されている。

2ヶ月かかって、やっと最後のページにたどり着いた。5月4日(新型コロナウィルス緊急事態宣言の延長が発表された日)のこと。

物語の発端は、鼠の死骸が見つかり、その数が増えだす事件です。次に、無残な死者が出だす。幾人も。
市の県知事はペストを認めず、積極的な対策をとらずに、不明の病気で多数の死者が出ていると総督府に報告する。総督府から
「ペストチクタルコトヲセンゲンシ シヲヘイサセヨ」と市の閉鎖命令がくだされた。市の門は有無を云わせず閉鎖される。
鉄道も遮断され、市の住民は市外に出ることができなくなり、また市外から入ってくる者もいなくなった。市外電話も停止。
手紙は病毒の媒介になるということでいっさいの信書の交換は禁止。電報のみが、唯一の残された通信手段となった。
市は完全に国の他の地区から隔離されてしまった。

隔離された町の物語には、沢山の人々が登場する。この本の主人公は開業医ベルナール・リウー。かれはペストの町を毎日往診し、
患者を治療していく。絶望的な状態で、「誠実に医師としての勤め」を行っている。同じ開業医のカステル、彼は血清つくりに精を
出す。市内で最も有力な医師のリシャール、リーダーシップを無し。博学かつ戦闘的なイエズス会の神父パヌルー。
家族に厳格な予審判事のオトン氏。優柔不断の県知事。本土に恋人を残している新聞記者のレイモン・ランベール。
警察から追われるコタール。市の臨時事務職員のジョセフ・グラン、かれは初恋の人のイメージを文章にしようと何回も書き直し
続けている。ジャン・タルー、彼はスペイン内戦で人民戦線側に参加、いかなる理由により人を死なせたり、死なせることを正当化
することを拒否する心をもっている。彼は、志願の「保健隊」を組織し、消毒の手の届かなかった納屋や穴倉の数を調べ、予防上の
補助作業に従事、医者の往診の手助け、ペスト患者の運搬の補助、専門の職員がいない場合の患者や死者の車の運転を行った。
グランもこの「保健隊」に参加して、隊員の活動の記録をしんぼう強く執った。

やがて、パヌルー、息子をペストに奪われて「保健隊」に参加したオトン氏も、最後に医師リウーを助け、理解したタルーも
ペストで死んでいった。

しかし、市の門が閉じられから8ヶ月経ち、ペストは、市民達が集団免疫を獲得したのか、カステルの作った血清の効果もあり、
突然終息した。

祝賀の花火があがり、人々の歓喜さけびが伝わってくるなかで、医師リューの心の中には、”ペストが再び鼠どもを呼びさまし、
人間に不幸と教訓をもたらすために、どこかの幸福な都市に彼らを死なせに差し向ける日が来るであろう”という理解があった。

この小説『ペスト』は、いまの政治や社会の気味悪さ、生きにくさや、経済最優先の主義や、将来の天災に対して、人間はどのよう
に生きるべきなのか、どう乗り越えていくことを静かに考えていくことの大切さ、必要を問いかけています。


補足(1) この小説の舞台となったアルジェリアのオラン市にあるサンタクルス・ノートルダム聖堂が1849年のコレラ流行の
犠牲者1,772人を追悼している。

補足(2) 新潮文庫 『ペスト』訳者:宮崎嶺雄、昭和35年6月15日 9刷 定価70円
        新潮文庫 『ペスト』訳者:宮崎嶺雄、平成31年1月25日 83刷 定価750円 64刷で改定版
        
補足(3) NHKの番組「100分de名著」で『ペスト』を2018年6月に放送した。今年の4月に再放送があり、
       『ペスト』を理解するのに大変参考になった。この番組はNHKオンデマンドで、現在も配信中。


     


  2020 年 04 月 06 日 Go言語をRaspberryPiで快適に学習
       「Go言語」は、コンパイラー。
プログラム・ソースを書いたら、先ず「Go言語」でコンパイルして、ロードモジュールを作る。
次に出来上がったロードモジュールを実行する。

現在は、「Go言語」を勉強中で、サーバーには手元の RaspberryPi B(2013年製)を使っている。
だが、このコンパイルに結構時間がかかることに気づいた。

そこで、「Go言語」のコンパイル(build)時間を測ってみた。

測定したプログラム

「Go言語」の試行のために、Netから得たサンプルプログラム

測定に使用したサーバ
(1) RaspberryPi  B(2013年製) CPU ARM11 700Mhz シングルコア 512MB Raspbian 9.4 (stretch)
(2) RaspberryPi2 B(2015年製) CPU ARMv7 900Mhz クアッドコア 1GB   Raspbian 9.4 (stretch)、

(1) 手始めに使った"hello, world"を表示する簡単なプログラム
(2) 簡単にMySQLのデータを検索・表示するプログラム    
(3) Webで"hello, world"を表示するプログラム
(4) WebとMySQLを使うCRUD基本プログラム 本体 168行、HTML画面(テンプレート)約80行
  **Create(insert)、Read(select)、Update、Delete

ケース使用モジュールRaspberryPi BRaspberryPi 2B
(1) hellow,worldfmt 6.7sec2.0sec
(2) MySqllog,fmt,database/sql 13.2sec4.2sec
(3) Webfmt,net/http 18.4sec5.1sec
(4) CRUDlog,database/sql,
net/http,text/template
21.4sec5.4sec
時間測定は手動で、即ちコンソールで go build コマンドの Enterキーを押し、同時にストップウォッチの「開始」を押す、 測定したのは、コンパイル時間で、単位はsec(秒)。多少の誤差があるかもしれないが、この方法で行った。 使用したサンプルのCRUD基本プログラムは、HTML文を生成するテープレート、 データベースの基本操作 select,insert,updaye,delete を含む、学習や開発において大変参考になる有用なものでした。 このプログラムの入手先は、www.golangprograms.com の中から Searchワード: crud で検索 このページから入手したソース・プログラムで注意する点は、 (1) MySql create文では、テーブル名が"employee"です。プログラムの中のsql文のテーブル名は"Employee"になっています。   この不一致を解決しておく必要があります。 (2) プログラムが実行時に待ち受けるポート番号が 8080 です。私のサーバーでは、Apache2 が動いていたので、   これを 8888 に変更しました。 このプログラムは、大変参考になる良いプログラムです。 自分は、RaspberryPi 2Bで「Go言語」の試行のためには、十分と思っていますが、 なお、RaspberryPi にはm3B(2018年発売)、4B(2019年発売)と、よりパワーアップしたモデルがでています。 新型コロナ肺炎に負けず、Go言語! Raspberry Pi で快適に学習


  2020 年 01 月 02 日 Go言語手始め
最近、プログラミング言語「Go言語」に 「Webアプリケーション開発に最適な
言語」と関心が高まっている。

「Go言語」はGoogleが開発したオープンソースのプログラミング言語で、単
に 「Go(ゴー)」とも「golang」とも呼ばれる。日本では「Go言語」が分かりや
すい。                               
「Go言語」は、2009年、Googleで Robert Griesemer、ロブ・パイク、ケン・
トンプソンによって設計されたコンパイル言語で、実行スピードの早いプロ
グラムを作成することができ、全世界で導入が広がっている。      

また、Go言語を扱う技術者の年収は、他の言語を扱う技術者の年収より高い
とか、Go言語をマスターしたいと考えている技術者が多くなっているとかと
云われている。

そこで、Netから情報・サンプルプログラムを得て、Go言語を試してみた。

(1)「Go言語」をインストール。簡単なプログラム("hello, world")の実行。
(2)「Go言語」のプログラムで、MySQLのデータを検索・表示    
(3) 簡単なWebプログラム                    

参考書は、初心者には敷居が高かったが、"Goプログラミング実践入門~
インプレス刊、 Sau Sheong Chang著、武舎広幸、阿部和也、上西昌弘訳 

開発環境:Raspberry Pi Model 1B (Raspbian release 9.6 (stretch))

Go言語への敷居はだいぶひくくなった。今後、機会があったら、本格的に Go言語に挑戦してみたい。

Go言語テストの結果

それにしても、手軽に使えるPHP言語の良さを再認識した。
PHPは、Web上のHTML文書をそのまま表示するという静的なものから、動的に文書に手を加えて表示する。
さらにクライアントからHTML文書でデータを集めたり。ファイルのアップロード機能を加えてきた。
Webの情報検索から、普遍的なWebアプリへとなってきた。

普通のアプリ、秒当り 100万件のトランザクションといった過酷な条件をクリアーしなくてはならないような
アプリ以外のアプリでは、PHPはまだまだ十分に利用できると思える。